【気質紹介】黒胆汁質タイプB 責任者(感覚・思考・決断型)
こんにちは。本宮貴大です。
今回のテーマは「【気質紹介】黒胆汁質タイプB 責任者(感覚・思考・決断型)」です。
今回は黒胆汁質タイプB 責任者の紹介です。
最初に黒胆汁質全体のタイプを軽く紹介してから責任者の紹介をしたいと思います。
黒胆汁質(感覚・決断型) 別名:伝統主義者気質
黒胆汁質(感覚・決断型)の共通点
感覚型であるため、現実的で具体的な事実を重視します。細かいところによく気がつき、日常のあらゆるものから役立つ物を見つけ、実用化や効率化を図ります。決断型でもあるため、責任感が強く、注意深く計画を練り、定められた手順を踏み、ルールに従って能力を発揮出来ることに満足を覚えます。学校や公共団体、冠婚葬祭のような伝統行事はこの気質の人達のためにあると言っても過言ではありません。
黒胆汁質はさらに、タイプAの組織人(感覚・情緒・決断型)とタイプBの責任者(感覚・思考・決断型)に分類出来ます。
そんな黒胆汁質タイプBの責任者が最も才能を発揮するのは、ズバリ、とき。
規則を重んじ、社会を律する番人
黒胆汁質タイプB 責任者
長所は短所 短所は長所
あなたは自らの短所を知っておく必要はあっても、克服する必要はありません。長所と短所は表裏一体です。短所がなくなると長所もなくなってしまいます。短所克服よりも長所進展を。あなたは短所を克服するために生まれたのではなく、長所を最大限にまで高めるために生まれたのです。
長所 |
短所 |
自分で責任を持ったことには全力で取り組み、必要とあれば、断固とした態度をとることが出来る |
反対意見に耳を貸さない。相手の話を遮る |
規律正しく、決められた手順で手続きや規則を守ることが出来る |
手続きに従わない人間や、重要な詳細を無視する人間には厳しく叱責してしまう。 |
伝統的な組織の価値観に信頼を置いている |
変化を嫌がり、新しいアイディアを採用するのを嫌がる |
常識的であり、現実的なものの見方をする |
将来を見通すことが出来ず、現在にばかり注目し、将来を犠牲にしがち |
物事を整理し、客観的に決断を下すのが得意 |
自分が打ち出した政策や決定が、他人にどのような影響を及ぼすかをあまり考えない。 |
几帳面でテキパキと仕事をこなす。実践的で結果を出すことを最優先に考える |
結果が目に見えて現れないものにイライラする。 |
責任者はものごとを最後までやり遂げる人なので、その名通り、仕事やプロジェクトの責任者には最適な人です。状況を把握し、目標を立てて、同僚や部下を効率よくまとめ、監督するのが得意。決断を下すときは、筋道を立てたうえで素早く結論を下す。
仕事に対しても人生に対してもとても真面目に取り組み、ふざけたところが一切なく、周りの人達から厚い信頼を得ることが出来ます。
そんな責任者の最大の特徴は「危機管理能力が高いこと」です。例えば、飛行機にパラシュートを備えたり、船に緊急ボートを用意したり、安全装置やプランBといった準備をしてくれる人達なのです。
思考型なので、客観的に公平にものごとを見ることが出来、臆することなく他人の欠点を指摘出来ます。
したがって、「これが壊れたらどうするのか」、「直るまでどのくらいかかるのか」「もしこの部品がなくなったり供給出来なくなったらどうするのか」などの質問をたくさん投げかけます。他のタイプの人達には、責任者のこのようなネガティブな指摘に気分を害したり、退屈だと思われるかもしれませんが、実はビジネスのステップアップを安全に飛躍させてくれるのは、この責任者のおかげなのです。
このタイプが組織の中で活躍する時は、やはり緩んだ組織を引き締める時です。特に組織の中で自由に振る舞う柔軟型という自由人達を規則という鎖でつなぐのが大好きです。「規則は規則。例外は許しません」といった感じです。
新しいやり方にも、まるで興味がなく、慣れ親しんだものにしがみつき、変化に柔軟に対応することが出来ません。その結果、「頭の固い人」や「融通の利かない人」というレッテルを張られることがあります。
感覚型なので、抽象的な考えや、漠然とした理論、夢や理想を描くようなことには興味がありません。それより、具体的で、実践的で、現実的な考えを重視します。したがって、直観型の人達が語る「キラキラ輝く夢や理想」は、「単なる荒唐無稽な話」にしか聞こえません。そんなの聞くに堪えないので、さっさと話を打ち切ります。その半面、将来のニーズやトレンドを予測するのは下手くそです。
思考型と決断型が組み合わさっているため、すぐに結果を求めず、我慢強くコツコツと物事を成し遂げる不屈の忍耐力を持っています。
そんな責任者に最適なビジネスモデルは、複利のパワーによって、お金を増やすことです。具体的には、長時間かけて1円をじっくりと1億円に育てていくような人。1円を1億円まで育てるなんてとてつもなく、時間がかかるじゃないかって思った方のために複利について説明します。
今では絶対にあり得ないけど、複利を分かりやすく教えるために敢えて、金利100%の預金を例に取ります。
たとえば、1円を預金して次の日には、1円増えて2円になりました。3日目はさらに2円増えて4円に、4日目は4円増えて8円に、5日目には8円増えて16円に、6日目は16円増えて32円に・・・・・といった感じで時間をかけてお金を増やしていくことです。複利とは、始めはゆっくりと増えていくけど、ある時から急激に増えていくことなのです。
なので、最大のレバレッジは、「時間」になります。
胆汁質や多血質の人達が「獲物を捕りに行く狩猟民族」とすれば、このタイプの人達は、完全に「農耕民族タイプ」です。
責任者は、短期の利益ではなく、長期的に活用出来るものを探したがるので、何を見ても聞いても長年の雨風に耐えられるように、耐久性や安全を第一に考えて投資するのです。
適職1:サービス関連
責任者にとって公務員は非常に魅力的な職種です。責任者は人々の生活に役立つ仕事に喜びを覚えます。しっかりとした安定の組織で、方向性を定め、部下を管理するのが得意です。過去の知識や経験を応用して目の前の問題を手際よく解決していくことが出来ます。データや事実、詳細を記憶する力があり、何をするにしても、実践的な判断をくだせる。
官僚、警察官、公務員、自衛官、法務教官、保護観察官、消防官、景観アドバイザー、検査官、警備員、情報セキュリティ、労務管理
適職2:ビジネス関連
責任者はビジネスの分野にも適性があります。ビジネスには大きく販売部門や製造部門、管理部門の3分野に分けることが出来ますが、責任者が才能を発揮出来るのは、管理部門です。人を管理し、組織を運営し、物事が円滑に進むように維持する才能があります。自分の努力によって、状況が安定することにやりがいを感じる。
また、事実を情報として集め、整理し、分析し、得意の推測力を駆使することが出来る職種も良いでしょう。論理的に手順をきちんと踏んで働かなければならないので、几帳面な性格も性にあっています。責任者にとって乱雑で混乱している状況には我慢がならないのです。
事務職、会計監査、オフィスマネージャー、公認会計士、保険代理業、コンプライアンスオフィサー、情報システム担当、不動産管理、建設現場の監督、経理、原価見積担当者、予算管理、保険調査員、不動産鑑定士、不動産管理、不動産経営、管理職。
適職3:金融関連
責任者は数字に強いです。数字を含めたデータや事実をよく覚えているし、自分の見解を述べるときに、その証拠としてうまく引き合いに出すことが出来ます。労をお惜しまずに働き、細部まで正確にやり遂げるまでは決して気を散らせません。金融の分野は、膨大なデータをに集中し、正確に計算する能力が求められるため、責任者には適性があります。
銀行員、国税所の職員、企業の財務。経理担当、クレジットアナリスト。
適職4:法律関連
法律関連の分野は、自分の技能を活用出来、記憶力を駆使して、業務を行うため、責任者に適性があります。これらの職業は、万事に鋭い目を向け、欠陥や見落としを許さず、必要な手順を踏み、正確さが求められる職業です。
弁護士、法律研究者、法律事務、弁護士秘書、司法書士、行政書士、裁判官、犯罪学者、裁判官書記官
以上。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
本宮貴大でした。それでは。