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勉強を習慣化するコツ

勉強を習慣化するコツをご紹介します。

その前に、以下のことをインプットしておいてください。

 

「理想の人生は、理想の習慣が創る。」

 

これは決して大げさなことではありません。習慣はそれくらいものすごいエネルギーを持っています。したがって、習慣化する技術を体得することは私達の人生において非常に重要なスキルです。出来る限り詳しく丁寧に解説しますので、是非とも理解して実践して頂きたいと思います。

では、習慣化に必要なポイントを以下に示します。

 

1.とにかく毎日やる。

2.小さな事から始めていく。(行動のハードルを下げる。)

3.行動せざるを得ない状況を創る。(環境を創って自らを追い込む。)

 

本題に入ります。

例えば、あなたが英語が出来るようになりたいなら「1日10分英文の音読する」ことです。これを継続すれば確実に英語力は上達します。語学を声に出して読むことは非常に効果的です。

 

 1つ目は毎日やることです。これは習慣化の基本の「キ」なので説明するまでもないと思います。英語の勉強なら「1日10分英文を音読する」。これを毎日やるのです。

人間は良くも悪くも変化を嫌う生き物ですから、たまにしかやらないのでは、イレギュラーな行為となり、身体のリズムが狂うため、その行為をやめてしまうのです。「勉強は毎日の積み重ねが大事」と言われていますが、まさにその通りです。

中学生の頃、数学の先生がテストの結果を見て、次のようなことを言っていました。

「非常に面白いデータが得られました。宿題の10分間ノートを毎日しっかり提出している人はテストで良い点数が取れているのに、提出していない人は悪い点数を取っています。毎日やっている人とやっていない人では雲泥の差が出てしまいました。」

(10分間ノートとは毎日10分間、数学の問題を解く宿題のことです。)

勉強は毎日やることに意味があります。記憶は寝ている時に定着します。そして復習によって、より記憶が強力になるのです。テスト前の猛勉強や一夜漬けでは対処できないのです。

 

 2つ目は小さな事から始めていくことです。習慣化は最初が肝心です。後述しますが、最初に一番エネルギーがいるのです。このエネルギーこそ「やる気」なのです。

先程、英文を1日10分音読すると言いましたが、1日5分でも構いません。もしそれでもハードルが高ければ「英単語1日1語」でも良いです。つまり、どんなに疲れていても出来るようなハードルが低いことから始めていくのです。今までやっていなかったことをやり始めるのですから、身体に負担のない小さな変化からはじめていくようにしましょう。徐々に身体を慣らしていき、3日、3週間、3カ月と継続していくのです。

 

 逆に挫折する人は、どのような1日の目標を立てるのでしょう。それは勉強を始めると決意した初日から「よし、毎日3時間勉強するぞ。」と意気込む人です。今まで勉強する習慣のなかった人が、いきなりこんな目標を立てると絶対に挫折します。もう間違いないです。

 ダイエットで例えるなら、ダイエット初日から絶食しているようなものです。今まで十分すぎるくらい食べていた人がいきなり絶食をすると、身体はびっくりしてあらゆる手段を使ってSOSの電気信号を送ってきます。

その結果、脳は危機を感じ、今まで以上に食べてしまい、リバウンドしてしまうのです。慣れないことはやない方が良いです。

「いやいや。俺は努力と気合いで乗り切れる。だから1日、1時間くらいでも平気だよ」と思う方もいるかも知れません。う~ん・・・・なるほど。理屈では出来そうな気がしてしまうから恐ろしいですよね。しかし、実際問題、挫折する可能性が非常に高いです。

 皆さん、ご存じのように人間は意志の生き物ではなく、感情の生き物です。ここが落とし穴なのです。なぜ私達は習慣化に失敗するのでしょうか。それは簡単に言うと「意志のパワー」に頼ろうとするからです。しかし、人間の「意志のパワー」は「感情のパワー」に比べて悲しいくらいに弱いのです。(図1)これは、どんな偉人でも天才でも変人でも同じことです。

 また、私達の脳は「手抜きの天才」です。そんな脳にとって、1日1時間なんてとても面倒くさいので、やらない理由をどんどん思いついてしまいます。

 

「今日は忙しかったから・・・・明日でいいか」

「疲れている時に勉強しても、頭に入らないから・・・・」

「1日くらいやらない日があっても良いか・・・」

 

といったように自分自身を正当化していくのです。これでは本末転倒です。

 

初日や2日目はやる気に充ち溢れていますから無理もないです。また、早く結果が欲しいという人もいるでしょう。気持ちは分かります。しかし、習慣化の大原則は毎日やり、少しづつ変化させていくことです。「え?こんなに緩くていいの?」と思うくらいがベストです。これから長い時間をかけて習慣化していくので、焦りは禁物です。

 

 最後の3つ目の行動せざるを得ない状況を創る必要があります。率直に言うと、あらゆる誘惑を絶つのです。意識を変えるには環境を変えるのが一番の近道です。環境を変える方法はいろいろあると思いますが、勉強に焦点を当てると、キーワードは「情報の遮断」になります。

 

現代は「アテンション(注意)の奪い合い」とも言われるくらい注意を引くものがたくさんあります。勉強に集中出来る環境を創るには、この注意を引くものをいかに遮断出来るかにかかっています。具体的には「脱テレビ」、「脱マンガ」、「脱雑誌」「脱ゲーム」、「脱ネット」、「脱スマホ」などを掲げるのです。

 

この時、意志のパワーに頼ってはいけません。どうすれば良いのでしょうか。例えば、テレビを観終わった後、テレビのコンセントを抜くのです。これによって、次回テレビを観るときに「いちいち差しに行くのは面倒くさい」という感情を利用するのです。それによって、だんだんとテレビを観なくなるようにしていくのです。

また、つい手にとってしまうマンガや雑誌も押し入れの奥深くに封印し、取り出すのが面倒くさい状態にするのです。

つまり、増やしたい(習慣化したい)行動のハードルは下げるのに対し、減らしたい行動はハードルを上げるのです。

 

ですが、一番の理想は売却・解約です。テレビやマンガ・テレビゲームは売却し、ネットやスマホは思い切って解約するのです。繰り返しになりますが、人間は意志の生き物ではなく、感情の生き物です。特に高校受験や大学受験のような競争では、どれだけ集中したかが勝敗を分かつので、いかに情報を遮断出来るかが重要なキーポイントになってきます。

また、環境を整える場合にはスポーツジムへの入会金や年会費を先に払ってしまうのです。それによって「払ったお金をムダにしたくない」という感情が湧きおこり、必然的にスポーツジムに通うようになるのです。

 

これとは逆に、増やしたい行動にはヘルプを設けることをお勧めします。例えば、机の上には勉強に関する書籍のみを置くようにするなど、どんどん自分を追い込んでいくのです。私がよくやっているのは、ストップウォッチを押してアラームが鳴るまでの10分間は何がなんでもやるというルールを創って実践しています。