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なぜ、人は変われないのか。

 こんにちは。本宮 貴大(もとみや たかひろ)です。

この度は、記事を閲覧してくださって本当にありがとうございます。

今回のテーマは「なぜ、人は変われないのか。」というお話です。

是非、最後までお読みくださいますようよろしくお願いします。

人はコンフォート・ゾーンから外れないように思考や行動を制限してしまいます。潜在意識は良くも悪くも変化を嫌います。人が変われない理由はこのコンフォート・ゾーンがあるからです。

 今までのダメな自分とお別れし、新しい良い自分に生まれ変わりたいと思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、何か新しい行動をしても、すぐに挫折してまったという人は非常に多いと思います。なぜ人は中々変われないのでしょうか。今回はそれについて述べていきたいと思います。

 心理学にコンフォート・ゾーンという言葉があります。コンフォートとは「快適な」と言う意味で、「ゾーン」とは空間や範囲のことです。人には誰しもその人にとっての「心地よい範囲」というものが存在します。

 

 人はこのコンフォート・ゾーンから外れないように無意識のうちに思考や考えを制限してしまいます。

 

 例えばいつもテストで30点を取っているA君がいました。そのA君がある日突然、100点を取りました。もちろんA君は大喜びです。しかし、嬉しい半面、何となく違和感も持っています。そう、いつもと違うからです。結果、A君は次のテストでいつも通りの30点を取るようになりました。まるで、30点の方が心地よいかのように。

 また、いつもテストで100点を取っているB君がいました。そのB君が突然、30点を取りました。B君は酷く落ち込みました。しかし、そんな落ち込みも何でもなかったかのように、次のテストではいつも通り100点を取ることが出来ました。

 

 上記のA君とB君のように「自分はだいたいこんなもんだ」というコンフォート・ゾーンを誰もが持っています。そして私達は知らず知らずに「そこにとどまりたい」と思っています。重要なのは、このコンフォート・ゾーンがどこに設定されているかで、取った点数に対して無意識に感じ方が異なるのです。

 80点以上をコンフォート・ゾーンとしている学生は79点でも悔しがります。しかし、コンフォート・ゾーンの低い。すなわち、30点~50点の学生は、たまたま試験で80点を取ると非常にうれしく感じます。

  このコンフォート・ゾーンが変わろうとしているあなたの邪魔をします。

 

 潜在意識は良くも悪くも「安定」を求めているのです。言い換えると、あなたがいつもと違う行動をしてほしくないと思っているのです。

 皆さんも、「よし!今日から○○を継続してやるぞ!」と意気込んでも、2~3日で挫折した経験はありませんか。これは潜在意識が変わろうとしているあなたを全力で制止しているから起こる現象です。

 

 「よし!今日からダイエットをするぞ!」と意気込んでダイエット法が紹介されている本や雑誌を買って来ても、一晩経つとその意気込みも冷め、今日も明日もいつもと同じような行動をとってしまいます。いつもの「美味しいものをたくさん食べる」という状態がコンフォート・ゾーンになっているからです。

 

このコンフォート・ゾーンはそう簡単に変えることは出来ないのです。したがって、口ではいくら「変わりたい」とか「現状を脱したい」と願っても、すでに出来上がってしまっているコンフォート・ゾーンから外れないように思考や行動を勝手に制限していまうのです。

コンフォート・ゾーンを変える方法は1つしかありません。

それは環境を変えること。つまり、適度に厳しい先生と意識の高い受講生が多い学習塾へ入校しましょう。環境が変わるから意識が変わっていくのです。

 コンフォート・ゾーンは短期的・瞬間的に良い結果を出すためには変える必要はありません。しかし、長期的に良い結果を出すためにはコンフォート・ゾーンを変えなくてはいけません。

 

 例えば、あるサッカーチームがホームスタジアムで試合をすれば、いつもと同じ環境でいつもと同じ温度、いつもと同じ芝生で試合が出来るので、良い結果を出しやすいものです。しかし、アウェイのスタジアムではもいつもと違う温度、いつもと違う芝生、いつもより多い観客からのブーイングなどによって、試合も不利な状況に立たされます。

 しかし、進化・成長の原則には自分にとって不利な環境であることが大前提というものがあります。いつもと同じ環境では現状維持しか出来ず、長期的に考えると、良い結果を出し続けることが出来ません。「現状維持が退歩なり」と言いますが、まさにその通り。現状維持はゆるやかな衰退を意味するのです。

 

 勉強出来ない生徒にとってコンフォート・ゾーンを上げる方法は、実は1つしかありません。それは環境を変えることです。つまり自分の居心地の悪い環境に身を置くのです。

 つまり厳しい先生や、意識の高い受講生の多い学習塾に入校するのです。意識の高い受講生の中で勉強していくことで自分自身のコンフォート・ゾーンも上がっていくのです。

 例えば少し厳しい塾の先生に教わることで、その威圧感や恐怖感という良い意味でのストレスが集中力を生み、勉強せざるを得ない状況になることはあなたも想像出来ると思います。また、みんなが勉強していると、自分もやらなきゃと不安になるのではないでしょうか。そう、環境や立場が人を創るのです。

 

  そう考えると私達の目に入る情報、耳に入る情報は決して侮れないことが伺われます。というのも、人間は取り入れた情報に矛盾しない行動を取るからです。

 

 心理学にこんな実験があります。いわゆる「100人村実験」と呼ばれるもので、100~200人ほどの規模をつくり、そこで人々がどのような行動をするか観察し、分析するという大規模な実験です。この村では、村人たちに「この村は不景気だ」という情報を何度も聞かせるように様々な仕掛けが施されています。その情報を何度も聴いた村人達はやがて買い物を控えるようになったのです。精神的にも、本当に不景気のときのように気分が落ち込み、村中に暗い空気が漂いました。

 

 上記の実験は入ってきた情報がマイナスの方向に作用してしまった例ですが、逆にプラスの情報を取り入れ続ければプラス精神状態になると言えます。

 この心理を利用するために是非とも学習塾という勉強コミュニティに参加して欲しいものです。

 

 人間には「勉強出来るようになりたい」という欲求と「サボりたい」という欲求の2つの矛盾した願望を持っています。こうした矛盾を抱えた時、人は不快感や緊張感が起きます。私達は無意識に不快感や緊張感を避けるように行動します。したがって、「勉強出来るようになりたい」若しくは「サボりたい」自分の行動や考えを変えるようになります。これがどちらの方向に転ぶかは取り入れる情報にかかっています。

 厳しい指導をする先生や意識の高い生徒達の多い環境に身を置くことで、

「勉強は毎日やることが大事」、

「今回のテストは80点以上取らないとヤバい」、

「1日2時間以上の勉強は当たり前」

などの情報を取り入れる機会が増えます。その結果、勉強することが当たり前の自分になるのです。自分を変えるには意識を変えるより環境を変える方が近道であることは過去の記事でも述べてあります。さぁ今こそ自己改革です。

 厳しい状況に身を置くことはコンフォート・ゾーンを上げる唯一の方法。それはつまり進化・成長する上で欠かせない要素になるのです。

以上。

今回も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。

本宮 貴大でした。それでは。