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最強のストレス解消方法とは。

 こんにちは。本宮 貴大です。(もとみや たかひろ)です。

今回のテーマは「最強のストレス解消方法とは。」というお話です。

 

ストレス解消には「人助け」が最も効果的です。爽快感を感じることが出来ます。人間には遺伝子レベルで助け合って生きるようにプログラムされているのです。「情けは人の為ならず」明日から小さな親切から始めてみてはいかがでしょう。

 

 私達は様々な場所でストレスにさらされています。そこで、たまってしまったストレスを解消する方法が必要になってくると思います。

 十分な睡眠と取る。お風呂にゆっくりとつかる、スポーツをする、趣味に没頭するなどその方法はたくさんあると思います。しかし、これらの方法はまとまった時間を要するものが多く、時間に追われる日々の中では実践しにくいと思います。

 

 そこで気軽に出来るストレス解消方法をご紹介したいと思います。それは、「人助け」です。アメリカのイェール大学が行った実験です。事前の検査で、精神疾患認知障害などがないことが分かっている18~44歳の被験者77人を対象に、その日に経験したイベントと、人を助けたかどうかについてのアンケートを実施しました。

 14日におよぶアンケートの内容を精査したところ、すべての対象者において、人助けの回数が少なくなるとストレスやネガティブ感情が高まり、より多くの人助けをすることで精神的健康が保たれ、ストレスが和らぐことが分かりました。

 また、強いストレスを受けた日でも、人助けをするとストレスの影響を受けにくいことも分かっています。人助けといってもその内容は、困った様子の人に「何かありましたか?」とちょっとした声をかけることや、相手に道を譲るといったごく簡単なものです。

 

 昔から、「情けは人の為ならず」という言葉がありますが、この意味を正確に理解しておられる方は、意外に少ないです。

 「人への親切はその人の為にならない。」ではなく、正確には「人への親切はその人の為ではなく、巡り巡って自分の為になるから人には親切にしなさい。」という意味なのです。

 例えば電車の中で妊婦の方に席を譲るという行為は実は、その妊婦の方以上に自分がうれしくなるのです。「いかにも良いことをした自分」に自尊心がくすぐられ、自惚れや爽快感となって、自分に幸福感をもたらせてくれるのです。

 

 これは逆のこともいえるのです。他者をいじめたり、侮辱したりすると、巡り巡って、自分に返ってきます。それは罪悪感となって自分に襲いかかってくるのです。あなたの心身は疲れきってしまいます。

 これは、他者を敵視したことによって、巡り巡って「自分を敵視すること」に繋がった結果です。「他人が信用出来ないから、他人に親切に出来ない。」すると、「他人に親切に出来ない自分が嫌い。」と考え、その結果、「他人も嫌い、自分も嫌い」となってしまい、社会の中で自分の居場所を見つけられず、孤立してしまい、精神疾患を患ったり、リストカットなど自殺を測ってみたりと、自分の人生そのものを棒に振ってしまうのです。

 いうまでもなく、人は社会という共同体の中で生活しています。共同体の中で幸福感を得るにはどうしたら良いか。それは、「私は他者に貢献出来る」と思う自己肯定と「周囲の人は私に協力してくれる」と思う他者肯定をした上で初めて、共同体の中に自分の居場所を見つけられ、幸福感を感じられるのです。これをオーストリアの心理学者のルフレッド・アドラーさんは、「共同体感覚」と名付けました。

 

 なぜこんなにまで慈善活動が盛んに行われているか。ボランティア活動が行われているのか。この活動に積極的に取り組んでいる人達は凄く元気のある人が多いです。承認も求めずに、人に親切にした自分はそれだけ「余裕のある人間なのだ。」という爽快感をたくさん得たいからなのです。そのおかげで、ずっと継続してやっていけるのです。

明日からでも実行出来る「他者への小さな親切」を始めてみてはどうでしょう。

以上。

今回も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。

本宮貴大でした。それでは。