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生物の勉強法は連想法を応用する。

 こんにちは。本宮 貴大(もとみや たかひろ)です。

この度は、記事を閲覧してくださって本当にありがとうございます。

今回のテーマは「生物の勉強法は連想法を応用する」というお話です。

是非、最後までお読みくださいますようよろしくお願いします。

生物は意味記憶を応用した連想法で憶える。

 ミトコンドリア、アデノシン三リン酸、リボソームドーパミンノルアドレナリン・・・・など「生物」という科目には、カタカナで意味がつかみにくい名前が多数出てきます。

 これらを機械的に暗記するだけでは、名前はおろかその働きや機能も覚えにくいでしょう。これでは生物が嫌いになるのも無理はありません。

 そこで実践してほしいテクニックが連想法です。意味記憶を強めるにはネットワークのように関連した用語同士を結びつけて記憶する必要があります。連想法とは、その意味記憶を応用した記憶術です。覚えたい用語から連想されるイメージや人、動物、キャラクターなどに喩えて憶える方法です。記憶に強く残すには関連付けや印象付けがキーポイントになります。

 

 以下実例をいくつか紹介します。

 

 まず、動物や植物の身体を構成する細胞内の器官である「細胞小器官」を取り上げたいと思います。「細胞小器官」の機能や役割を、私達の生活を支える「社会インフラ」に喩えて覚えてみましょう。

 

 細胞内でまず目につくのは、核です。この核の中には様々な遺伝情報が入っています。その情報をもとに、様々な器官を作りあげることが出来るのです。いわば、核とは細胞の「設計管理室」に喩えることが出来るでしょう。

 核の中には染色体が入っています。ちょうど設計図面を入れておく「筒状の入れ物」に喩えられます。そして染色体の中にはDNAと呼ばれる「設計図面」が入っています。

 

 ミトコンドリアとは生物が生きていくために必要なエネルギーを作る器官であり、「発電所」に喩えられます。私達の社会では「発電所」で生まれたエネルギーは電気という形で送られ、仕事や生活に使われます。ミトコンドリアで作られるこの電気に相当するものはATPとよばれ、細胞はこのATPをエネルギー源として活動しています。

 

 小胞体は細胞内に張り巡らされた「道路」のような役割を果たします。細胞内の様々な物質はこの小胞体を通って運ばれて行きます。

 

 リボソームは小胞体にたくさん付着している「タンパク質生成工場」です。ちょうど、道路わきにたくさんの工場が立ち並んでいるようなイメージです。リボソームで作られたタンパク質は小胞体を通って細胞内に届けられます。

 

 しかし、その前にタンパク質はある器官に届けられます。それがゴルジ体です。私達の生活では、郵便局に小包を持っていくと、どこへ運ぶかを記した値札をつけると思います。ゴルジ体はちょうど「郵便局」の配送センターに喩えられます。小胞体を通ってゴルジ体に届けられたタンパク質は細胞内に留めるか細胞外に分泌するかという決定されます。

 

 リソソームとは細胞内の余分なものや取り込んでしまった異物などを処理する器官です。ちょうど「ゴミ焼却炉」に喩えられます。

 

 ペルオキシソームという器官は「危険物処理場」に喩えられます。リソソームと似ていますが、同じ処理場でも燃えるゴミと燃えないゴミを分けて処理するような違いです。

 

 また、血液の働きについても、私達の身の周りで活躍している職業の人達に喩えて考えてみると非常に覚えやすいのではないでしょうか。

 血液は酸素やブドウ糖、ホルモンなどを各細胞に運んでくれる「宅配業者」の働きをします。

 また、各細胞が放出した老廃物を回収してくれる「ゴミ収集業者」の働きをします。

 さらに、病原菌などの侵入に備えて身体中をパトロールしている「警備員」の働きをします。

 そして、血管が破れて出血するとそれを修復する「配管工事業者」の働きをします。

 

 

そして、精神科医で作家でもある樺沢紫苑氏は著書「脳内物質仕事術 マガジンハウス」において、ドーパミンノルアドレナリンなどの脳内物質の機能や働きを大人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターに喩えています。今回は、その中から一部抜粋してご紹介します。

 

 ドーパミンは通称「やる気物質」とも呼ばれ、高い目標を立てた時や目標を達成した時に分泌されるやる気物質です。常にポジティブ思考で高いモチベーションで元気に行動する惣流・アスカ・ラングレーに喩えられます。

 

 ノルアドレナリンは「闘争と逃走のホルモン」と呼ばれており、集中力と緊張感をもたらします。これは作品の主人公・碇シンジが連想されます。彼は謎の敵・使徒との戦いにおいていつも恐怖に支配され、「逃げたい」という衝動に駆られながら戦っています。

 

 セロトニンは癒しの物質とも呼ばれ、冷静さと落ち着きをもたらす物質です。これはいつも物静かで言葉数も少ない綾波レイが連想されます。

 

 発想力やアイディアをもたらすアセチルコリンエヴァの開発責任者であり科学者でもある赤木リツコが連想されます。彼女は理知的でエヴァンゲリオンの改良や分析を奇抜な発想力で仕事をしています。

 

 このように覚えたい用語をイメージの力や好きなキャラクターに喩えて覚えると記憶に残りやすいと思います。是非、実践してみてはいかがでしょうか。

以上。

今回も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。

本宮 貴大でした。それでは。