難問を解くより、基本問題を繰り返す。
こんにちは。本宮 貴大(もとみや たかひろ)です。
この度は、記事を閲覧してくださって本当にありがとうございます。
今回のテーマは「難問を解くより、基本問題を繰り返す。」というお話です。
是非、最後までお読みくださいますようよろしくお願いします。
難問を解くより、基本問題を繰り返す。基本問題がバッチリなら、ワーキングメモリが節約され、難しい文章や問題に注意が行くようになります。
難問・奇問がふんだんに盛り込まれた問題集の方が、たくさん学べて自身の学習力がレベルアップ出来そうに思われますが、知らないものだけで埋め尽くされていると難解で読み進めるのは大変です。
数学を例にとってみましょう。よく「数学は暗記だ」と主張している人がいますが、その人によると、「問題とその解法を全て暗記すれば良い」ということです。したがって、難問・奇問であっても、暗記してしまえば、ノープロブレムということです。
しかし、それは違います。
人間は機械ではないので、全く知らない新規の知識を脳にインプットすることが出来ないのです。喩えるなら、まっさらなホワイトボードに新規に書き込むような暗記をすることはできません。人間は物事を学ぶ時、既に知っている知識と知らない知識をネットワーク化して覚えるようになってします。既に知っている情報を「既有知識」とよび、既有知識と新規の知識を関連付けて覚えることでしか学びを得ることが出来ないのです。
難問を解く際に必要な基本知識と関連付けて覚えているのです。難問を解くとき、そのような背景知識がないと読み取ることが出来ない。
文章を読むときも、このように人は背景知識が基礎として身についていないと、より高度な内容の理解することは出来ないのです。
その結果、ただでさえ基本があやふやな人が難問・奇問に挑戦しても記憶が消化不良を起こすだけでなく、
基本知識が曖昧で、簡単な記憶として定着されていない分、ワーキングメモリが浪費され、他の難しい文章に注意を向けることが出来なくなります。一方で、難しい文章に注意を向けると今度は基本知識があやふやになり、最後まで問題を解けなかったり、ケアレスミスを起こしたりする原因にもなります。
しつこいようですが、繰り返すことで記憶は簡単になります。基本知識が簡単な情報として身についているからこそ、ワーキングメモリが節約され、注意力を他の難しい文などに投入することが出来るようになるのです。
以上。
今回も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
本宮 貴大でした。それでは。