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美人は3日で飽きるは本当か

こんにちは。本宮貴大です。
この度は記事を閲覧していただき、本当にありがとうございます。
今回は心理学のお話です。
今回のテーマは「美人は3日で飽きるは本当か」というお話です。

「美人は3日で飽きる」という言葉がありますが、本当なのでしょうか。
心理学的にいうと、これは本当です。
心理学には「ハロー効果」というものがあります。
これは相手の印象形成の際に起きてしまう偏見や勘違いのことを言います。
つまり、「外見が美しい人は、内面も美しいだろう」という勘違いのことです。
当然ですが、世の中には、完璧な人なんていません。
その人の内面を知れば、美人でも不美人でも性格や能力に対する評価が平均化されてしまうのです。

「いや、俺は毎日、職場で美人を見ているけど、全然飽きない。多分美人は万年経っても飽きないと思う。」
とおっしゃる方もいると思います。
確かに、遠くから見ている分には全然飽きないと思います。顔が美しいというのは、第一印象において、大きなアドバンテージを持っています。華やかな雰囲気は男女問わず、多くの異性を魅了します。

しかし、大事なのは、付き合ったり、結婚した後も、その感情を保っていられるかどうかということです。
一緒に生活するようになると、その人の短所が目につくようになります。
「この人、顔は美人だけど、こういうダメな部分もあるんだ・・・・。」
そうなると、美人であることなど、どうでもよくなります。
3日は大げさかもしれませんが、数週間もすれば本当にどうでもよくなります。
「外見が美しい人は、内面も美しいだろう」というのは、あなたの願望であり、現実ではありません。
現実的は、相手の長所と短所を知り、どこまで妥協出来るかどうかを考えることの方がずっと重要なことになってきます。
「美人は得する」の有効期限は意外にも短いものなのです。


美男美女はうつ病になりやすいといわれています。美男美女は普通以上に努力しなければ正当な評価を得ることが出来ません。結局、普通くらいの外見の方が幸せに生きれそうです。
うつ病とは、心の風邪と呼ばれるくらい現代では当たり前の病気となり、誰でもかかりうる病気となりました。
それでもうつ病になりやすい人には傾向があります。
その1つが美男美女であることです。
外見が良いというのは、モテるがゆえ悩みなどないとと想像しがちですが、実は損をすることも多いのです。
美男美女は普通以上に努力しないと他人からその行動を評価されない場合がよくあります。
これは先述とおり、「外見が美しい人は、内面も美しいだろう」から来るもので、期待が大きい分、並みの行動では評価されないのです。
もっと気の毒なことに、美男美女が失敗したときには、普通以上にガッカリされてしまう点です。
最初に「美して知的で性格も良い。」とハロー効果でやたら高い評価を受けてしまった場合、彼女(彼)には、今後のいかなる失敗も許されないのです。
これを「ロス効果」といいますが、最初の期待が大きいと、必要以上に幻滅されてしまうのです。
その反対のケース、つまり「不美人だし性格も・・・・・」と最初に思われてしまった人は、その後のちょっとした気の使い方や振る舞いによって、評価が急上昇する可能性があります。
これはロス効果の反対で、「ゲイン効果」と言います。


参考文献
フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる心理学 植木理恵=著 日本実業出版
植木理恵の人間関係がすっきりする行動心理学 植木理恵=監修 宝島社