【気質紹介】粘液質タイプA 交渉人(直観・思考・柔軟)
こんにちは。本宮貴大です。
今回のテーマは「【気質紹介】粘液質タイプA 交渉人(直観・思考・柔軟)」です。
今回は粘液質タイプAの交渉人の紹介です。
最初に粘液質全体のタイプを軽く紹介してから講演者の紹介をしたいと思います。
粘液質(直感・思考型) 別名:合理主義者気質
粘液質(直感・思考型)の共通点
直観型であるため、将来の可能性に興味津々で、目的が不明瞭なこと、成功するかどうかわからない事でも、夢中になることが出来る。思考型でもあるため、率直で公正な意見や主張を好みます。他の気質の中では、最もこの世界を冷静に客観的に見れている人達です。粘液質はさらに、タイプAの交渉人(直観・思考・柔軟型)とタイプBのトレーダー(直観・思考・決断型)に分類出来ます。
そんな粘液質タイプAの交渉人が最も才能を発揮するのは、ズバリ、誰かと誰かをつなげてプロジェクトやビジネスを起こすときです。
互いの利害関係を調整し、大きなプロジェクトを立ち上げる人
粘液質タイプA 交渉人
長所は短所 短所は長所
あなたは自らの短所を知っておく必要はあっても、克服する必要はありません。長所と短所は表裏一体です。短所がなくなると長所もなくなってしまいます。短所克服よりも長所進展を。あなたは短所を克服するために生まれたのではなく、長所を最大限にまで高めるために生まれたのです。
長所 |
短所 |
新たな難題があればすぐに挑戦したいと思っている |
一旦、問題が解決してしまうと、とたんに興味を失う。 |
創造的で革新的なアイディアで問題を解決することが出来る。 |
簡潔に終えることが出来る解決方法があっても見落としてしまう。 |
得意の交渉術で、プロジェクトを企画したり、立ちあげたりすることが出来る。 |
プロジェクトを立ち上げることは出来ても、それを拡大・維持させることが出来ない それは別のプロジェクトに興味を奪われているため。 |
客観的で、公正公平な判断が出来るため、どんなことにも欠点を見つけることが出来る。 |
ずけずけとものを言うため、無神経、無遠慮に受け止められる |
先の展開を予測する能力がある。 |
相手が話の途中でも、結論を勝手に出してしまう |
進取の気質に富み、あらゆるものに可能性を見出すことが出来ます。 |
決断が出来ないため、頼りない印象を持たれてしまう。 |
交渉人は他者に強烈な印象を与える人です。自分の考えを雄弁に熱く語り、周囲の人達を巻き込み、興奮させることが出来ます。そのため、周囲の人間も思わず協力してしまいます。さらに、どんなタイプの人ともうまく付き合うことが出来るため、人と人をつなげてビジネスを起こすことが出来ます。そう、交渉人は生まれながらの企業家なのです。
交渉人はその名通り、交渉に長けており、たいていの商談において、主導権を握ることが出来ます。「こっちのものをあっちが使って、あっちのものをこっちで使う」ように橋渡しをしながら、紹介料を得ることも出来るタイプです。
交渉人は常に自信に溢れており、その熱意は感染力が非常に強い。「シナジー」という言葉に心躍る何かを覚えたならば、あなたには企業家の血が流れているでしょう。
「双方にメリットがある良い話」や、「みんなが得をする話」を描くのが、大・大・大得意です。「誰か」と「誰か」の条件を刷り合わせながら、お互いがメリットに感じられるように間を取り持つことに長けています。そのため、収益が見込めるベンチャー企業などに客を勧誘するのが上手い。交渉人はどちらか一方ではなく、双方にメリットが出るように取り計らうことが出来るので、多くの人に感謝されます。
交渉人が最も大事にしているのは人脈です。他人の特性や趣味、キャラクターなどを無意識に解析し、相手の好きなことなんとなく察することが出来ます。人を喜ばせるのが好きで、自分も好かれたいという欲求が強い。目立ちたがり屋で、自分の頭の良さや洗練された言葉づかいを周囲に見せようと、人に感銘を与えるような言葉やダジャレを連発します。
しかし、胆汁質や多血質のような派手さはなく、どこか裏方のような振る舞いで、皆の様子を俯瞰的に見ています。
このように社交を上手にこなし、大勢の多彩な友人や知人を持ち、ユーモアに溢れ、そして楽観的です。
直観型なので、将来を見越す能力があり、先の予測を立てるのが、非常に上手です。自分のインスピレーションを重視しており、独自のアイディアを現実のものにしようとします。進取の気質に富み、常に創造的衝動に駆られています。
交渉人の大半は限界を試すのが好きです。ルールや規制というものは破るとまでは言わないまでも「曲げる」ためにあると考えている。ときには型にはまらない方法を好み、当然と思われているものをわざと押しのける。
思考型なので、物事を冷静に客観的にみることが出来るため、どんなことにも簡単に欠点をみつけ、指摘することが出来る。そのため、分析能力に秀でており、すばらしい戦略的思考家です。ひとつのものごとについて賛否の両面から面白がって議論をしようとします。その際は、遠慮なくズケズケとものを言うため、攻撃的な人だと思われてしまいます。でも、本人自身はさほど悪びれていません。「だって、それが事実だから。」です。
柔軟型であるため順応性があり、融通が利くので、状況次第で方向性を変えることが出来ます。ルールをよく認識したうえで、目的のためなら、そのルールを変更する柔軟性もある。好奇心が強く、偏見も持たない。しかし、プロジェクトの面白い部分が終わると、途端にやる気を失ってしまいます。
一方で、決断という選択肢を断つような頑固な意見は嫌います。たくさんの可能性を残しておこうとするので、「グズグズしている」「煮え切らない」「信用出来ない」という評判が立ってしまう。幸い、このタイプの人達は非常に賢く、自分の弱点にはよく気付くため、失敗から学びとり、行動をかえようとします。失敗から学んでいく姿勢を大切に。
適職1:企業家精神の必要な仕事/ビジネス
交渉人は、生まれながらの企業家です。直観型なので無から有を生み出し、新しい価値を生み出すことが出来る発明家(商品開発)になることが出来るでしょう。こうした「無から有を生み出す」考えを起業家精神と言います。
また、自分で会社を起こし、自らがトップに立てば、変化の激しい現代において、革新的で柔軟性のある会社と環境をととのえることが出来るでしょう。
ところで、‘企業家‘と‘起業家‘はどう違うのでしょうか。両者は無から有を生み出すビジネスマンであることは共通していますが、起業家は一人で発明を行う個人プレーヤーなのに対し、企業家は会社組織の中で発明を行うチームプレーヤーです。
つまり企業家とは、起業家精神を持った経営者やサラリーマンのことを言うのです.
もう少し具体的に言うと、企業家とは、自分が作った商品を他人に売ってもらう人達のことです。これに対し、起業家は自分が作った商品を自分で売る人のことです。
企業家として多くの人達と交流し、協力を得ることも得意で、新たな概念や方法を提案し、改良を重ねて成功をしていくことが出来るでしょう。
企業家、発明家、経営コンサルタント、ベンチャーキャピタリスト、著作権エージェント、ジャーナリスト、レストランやバーのオーナー、不動産管理(商業、住居)、弁護士、販売代理業、都市計画プランナー、地域活性化プランナー、人事部の採用担当(リクルーター)、証券アナリスト、ホテルの支配人、労使関係の専門家
適職2:マーケティング関連/クリエーティブ関連
マーケティング、広告、PRの分野では、多くの創造性溢れる人達と関わる機会があるうえ、自分でアイディアを発案し、実行に移す機会もあるため、多くの交渉人がワクワクしながら仕事を楽しむことが出来ます。このような業界はペースが速く、華やかな世界も魅力的に映るでしょう。
マーケティング分野では、トレンドを予想する才能が発揮出来、広告やPRの分野では自分の能力を活用し、アイディアやコンセプトを売り込んでいきましょう。
クリエーティブディレクター(広告代理店)、広告宣伝(PR)、マーケティングリサーチャー、アートディレクター(雑誌)、グラフィックデザイナー、コピーライター、監督(舞台/映画)。
適職3:プランニング関連/開発関連
プランニングや開発の分野では、自分のビジョンを持ち、動向を予測し、独自の計画を練る能力が求められます。開発事業では、投機的プロジェクトに関わる場合が多く、事業が成功したら、どのような利益があがるかを説明しなければならない。説得力のある話術を駆使出来る交渉人には、ぴったりの分野です。
戦略プランナー、人事ビジネス開発者、不動産仲介、企画開発者、投資ブローカー、コンピュータアナリスト、物流コンサルタント、都市開発プランナー
適職4:政治
政治の分野では、世界を大局的に見て、未来を予測し、自分のアイディア、知識、教養を駆使して、きびしい競争が繰り広げられる世界で活躍出来ます。直観型で将来を予測する才能がある交渉人は、自分の見解を大衆の意見に組み込むことが出来、変化に対応することが出来る。公衆の前で話すのも得意で、華やかな修飾語を多用してみごとな演説をし、大局的なものの見方をわかりやすく表現することが出来ます。
政治家、政治アナリスト、社会科学者
以上
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
本宮貴大でした。それでは。