【食の安全】腐った魚が流通していた江戸時代

 こんにちは。本宮 貴大です。

今回のテーマは「【食の安全】腐った魚が流通していた江戸時代」というお話です。

 

江戸時代の人々はグルメでもなければ、旬の食材を味わっていたわけでもありません。江戸時代の食の安全性レベルは現代のそれと比べるともう最低ランクです。

 

 まず、私達は現代という時代に生まれたことを心から感謝するべきだと思います。江戸時代に生まれなくて本当に良かったと。

 私自身も江戸時代は平和だったと述べていますが、戦争が桁はずれに多かった戦国時代と比べてこれといった戦争もなく平和だったという意味で、庶民の生活レベルでいえば、決して平和とはいえない世の中でした。

 

 

 例えば食の安全性です。江戸時代の食べ物はおろか、呑み水さえも現代のそれと比べると不衛生で現代人が口にすると、ほぼ間違いなく下痢をします。私達は食べ物に困らないばかりか、食の安全も心配することなく、売られている食品を何の疑いもなく口にしています。

 食品に異物混入騒動が問題視されている昨今ですが、そんなのは、江戸時代から比べればはるかに安全と言えます。

 

 江戸時代は上方(大阪・京都)では押し寿司が。江戸では握り寿司や天ぷらが登場しました。

 こう書くと、江戸時代の人はさぞ多彩な料理を楽しんでいただろうと想像されます。

しかし、基本的に腐った魚なんて当たり前のように流通していました。

 現代では鮮魚は保冷車で運ばれ、届いた魚は冷蔵庫で保管される。江戸時代にはそんな運搬技術もなければ、そもそも人工で氷を造る技術もないので、

 刺身とは魚肉が新鮮であることが大原則。生で魚肉を食べるのは、水揚げされたばかりの魚に限られます。

夏場となるとさらに悲惨になるのは、言うまでもないでしょう。魚は基本的に腐っていると見て間違いありません。

このような江戸時代の食料の不衛生さから比べれば、異物混入なんて屁でもないことでしょう。

 

 

 現代では「旬の食材」と聞くと季節感を味わう食生活をイメージしますが、江戸時代の人々もまた、「旬の食生活」をしていました。しかし、それは現代のそれとは程遠いもので、季節感を楽しむことでもなければ、食材の味を楽しむことでもありません。江戸時代にとって「旬の食材」とはそれしか食べれなかったことを意味します。

現代は冷凍・冷蔵保存が利き、温室栽培が盛んで、さらに北は北海道、南は九州から輸送が出来ます。もはや時季や旬とは無関係に、いろいろな食材を一年間を通して手に入れる事が出来ます。それが前提で旬の食材

野菜や果物はその旬の食材しか食べることが出来ず、野菜の行商人が売っているのは大根だけ 現代人からすれば、「大根だけ?他の野菜はないのですか?」とびっくりするところですが、江戸時代ではそれが普通でした。

 

天気予報「明日は海が荒れ模様となるでしょう。」

あなたはこのニュースを聞いて何を思うでしょう。

「海釣りは辞めておこう。」とか「海水浴は中止だな。」など精々、海には近寄らないようにしよう程度ではないでしょうか。スーパーの魚売り場から魚が消えることなければ、回転寿司屋が閉店に追い込まれることもありません。

現代でこそ、私達は食料の獲得において自然の影響などほとんど受けない世の中に生きています。しかし、江戸時代ではそうはいかなかったのです。

魚は保存が利きません。したがって、海が荒れていると漁に出ることが出来ないので、魚は獲れません。

 以上。

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

本宮貴大でした。それでは。

参考文献

本当はブラックな江戸時代 永井義男著 辰巳出版