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勉強に「制限時間」を設けると集中力はアップする

 こんにちは。本宮 貴大(もとみや たかひろ)です。

この度は、記事を閲覧してくださって本当にありがとうございます。

今回のテーマは「勉強に制限時間を設けると集中力は格段にアップする」というお話です。

是非、最後までお読みくださいますようよろしくお願いします。

制限時間や締切効果を使うと、集中力は格段にアップする。

やさしい問題は制限時間を設けて取り組むようにしましょう。

 「背水の陣」という言葉がありますが、追い込まれると人間は、ポテンシャル以上の力を発揮するものです。

 夏休みの宿題を1日で終わらせたことのある人なら経験したことがあると思います。宿題をしている時、自分が普段では考えられないくらいに集中力を発揮していることに驚いたことがあると思います。

 あれは「今日中に宿題を終わらせないと、明日先生に怒られる」というプレッシャーがかかった結果です。プレッシャーは人に高い集中力をもたらします。

 

 ではどのようにストレスをかければ良いのでしょう。最も気軽に出来るのは、制限時間を設けることだと思います。そう、「締切効果」です。「締切効果」を使うと少なからずプレッシャーがかかります。危機的状況なので、緊迫感や緊張感に支配されるのです。すると注意力や集中力は格段にアップします。

 教科書の例題レベルの基本問題を解くとき、「こんな簡単な問題は解いててつまらない」と思いながらやっているのは大変勿体ないことです。

 そんな時は自らに負荷をかけるようにするのです。例えば「この問題は普段は30分かかるけれど、今回は15分で終わらせるぞ」といったように制限時間を設けることであえて難易度を上げるのです。実際の試験は時間との勝負です。時間を気にしながら勉強することで、試験の予行演習にもなり、一石二鳥です。

 この時、注目するべきは達成出来るかどうかわからないギリギリのラインに設定することです。先述のように火事場の馬鹿力は緊急事態になると力の制限がなくなり猛烈な集中力を発揮するのです。

 

 定期テストや入学試験は「時間」との勝負です。普段の勉強からプレッシャーに強い自分を作っておく必要があります。

 

 制限時間を設けて問題を解くと、一見、正答率が下がるような気もしますが、そんなことはありません。

 ある実験で小学生を2つのグループに分け、Aグループには制限時間を設け、Bグループには好きなだけ時間を使い、計算問題を解いてもらいました。するとBグループは時間に追われず、自由に解いたにも関わらず、Aグループの方が正答率が高ったかのです。追いつめられると人間の脳はその状態が「うれしい」、「楽しい」といった快感情だと判断します。そして快感を得るといつも以上に、集中力がアップしたり、真剣に打ち込んだりするのです。

 勉強を始める時は、ただ何となく漠然と取り組むのではなく、制限時間を設けることで集中力が出る質の高い勉強が出来るのです。あくまでこれは短期決戦の時に効果を発揮するのです。

 

 「火事場の馬鹿力」という言葉もありますが、これは筋力だけでなく、知能も高まることが実験で実証されています。短時間だからこそ、質の高い勉強が可能になるのです。

 

問題のハードルは調節するべきです。やさしい問題ほど制限時間を設け、難しい問題は多少時間をかけても基本知識や背景知識をつけて、問題を解けるようにする。勉強は制するキーポイントは時間です。

 キミ達は問題を解く側であり、問題は与えられるものだから難易度の調整は出来ないと思っている人もいるかもしれませんが、それは間違いです。実は勉強の難易度は調整することが出来るのです。

 

 簡単な問題は面白くなく退屈ですが、逆に極端に難しい問題もやる気が失せてしまいます。そんな時、やさしい問題ほど先述のように制限時間を設けるようにし、難しい問題ほど時間をかけるということです。

 

 難しい問題を解くときは、そのハードルを下げるようにするのです。解けなければ、とりあえず問題と解答をよく読んでみて、どんな内容の問題だったかを把握します。

その後、この問題はどの単元から出題されていたのかを調べ、その単元の基本問題を一度、解いてみます。少し時間をかけて、その基本知識や背景知識を身につけ、どのように問題を紐解けるのかを考えてみます。これで問題のレベルはある程度まで落ちますし、「よし!解いてみよう」と集中力が出てきます。

 考えた末に「なるほど。そういうことか!」と心が揺れ動けば強い記憶として頭に残ります。やはりこれも一石二鳥です。

 このように少し難しい問題は多少時間をかけても問題や解答をよく読んだり、基本問題に戻ってやり直すことでハードルを下げ、少しづつ難しい問題も出来るようにしていきましょう。

 

 難易度を調整することで集中力の出る勉強を普段から実施するように心がけましょう。

以上。

今回も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。

本宮 貴大でした。それでは。