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現代文 得点アップ勉強法

 こんにちは。本宮 貴大(もとみや たかひろ)です。

この度は、記事を閲覧してくださって本当にありがとうございます。

今回のテーマは「現代文を制する力「スキーマ」とは。」というお話です。

是非、最後までお読みくださいますようよろしくお願いします。

現代文を制するためのスキル。それはスキーマを増やすこと。スキーマという知識から文章を推測する力が要求されるのです。

 突然ですが、以下の文章を読んでみてください。

 

 彼女は髪が長く金髪で、目は青く、口は大きい

 

 この一文だけで私達は特に断りがなくても、目とは人間の目のことで、口とは人間の口のことと瞬時に理解出来ます。まさかサイコロの目とか、袋の口を想像する人はいないでしょう。また、目は青くとありますが、これも目のどの部分が青いのかも容易に想像出来ると思います。これは私達が人間の顔とはどのようなものかに関する知識を持っているからこそ、理解することが出来ます。

 また、この女性はロシア人かな。と推測することも出来るのです。

 

 国語ではこの推測する力が試されます。この推測するのに必要な知識をスキーマ(図式)またはフレーム(枠組み)と呼びます

 

 普段の生活の中で何度も経験したり、読んだりしながら理解している定型的な一連の出来事について何がどのような順序で起きているかを知っています。例えば以下の文章を読んでみてください。

 

 彼女はレストランに入るとローストビーフを注文した。彼女は大変満足して店を出た。

 

 この文の中には、彼女がローストビーフを食べたことも、勘定を払ったことも、空腹が満たされたことも書かれていません。

 しかし、私達はそれらを容易に理解することが出来ます。レストランで起きる一連の出来事は、だいたい決まっており、私達はそれらを経験的によく知っているからこそ、上記のことが理解出来るようになっています。シャンクとアベルソンはこのような知識のことをスクリプトと名付けました。例文ではレストランのスクリプトに当てはめることで、レストランで食事をする際にどのような手順で一連の出来事の流れが起きるかを1つの知識として持っているのです。

 レストランというスクリプトを持っていれば、レストランに入ると、まず席に案内され、メニューを手に取り、その中からオーダーし、食事を済ませ、会計をする」といったように一連の流をあらかじめ知っているからこそ 容易に推論しながら読んでいくことが出来ます。

 

 現代文の文章読解はこのスキーマスクリプトを増やすことです。「これが起きたら、次はこうなる」といった一連の筋書きがないと文章における行間が読み取れなくあなります。

つづく。

今回も最後まで読んで頂き、本当にありがとうござます。

本宮 貴大でした。それでは。