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リスクとリターン

リスクとリターンは表裏一体。この世界の法則です。

「時間」というリスクをとることで、「難関校合格」というリターンを得ることが出来るのです。

 

 この世には、リスクとリターンがあります。この2つは表裏一体、つまりコインの裏表のような関係です。大きなリターンを得ている人はその裏では、必ず大きなリスクをとっているのです。

 さらに、世の中にはローリスク・ローリターンとハイリスク・ハイリターンの2つしかありません。金融市場がしっかりと機能していれば、ローリスク・ハイリターンとハイリスク・ローリターンはまず、あり得ません。

 ローリスクハイリターンの場合、みんなが手を出すので、パイの奪い合いになります。すると、1人あたりの取り分は少なくなるため、ローリスクローリターンになる。また、ハイリスクローリターンの場合、みんなから見向きもされないので、商品価格自体が下がり、ローリスクローリターンになる。

 これは、イギリスの経済学者であるアダム・スミスの著書「国富論」の中の「神の見えざる手」に出てきます。

 要するに、世の中に上手い話は存在しないということです。「これだけの元金で、こんなに儲かりますよ」という勧誘に乗るのは「愚の骨頂」。絶対にあり得ない。第一、もしそんな方法があるなら、他人になんか教えず、自分でこっそりやって大儲けするはずですよね。

 

 このリスクという言葉ですが、日本語と英語で少しニュアンスが違います。日本語ではリスクといえば「危険」というイメージが強いですが、リスクとは本来、「不確実性」という意味になります。つまり、代償を払ったからといって必ずしも大きな結果を得られるとは限らないということになります。

 

 これはお金に限らず、勉強にも言えることです。テストで高得点を獲ったり、難関校に合格するためには相応のリスクを取らなくてはいけないのです。では、そのリスクとは一体何なのでしょうか。それは「時間」です。勉強で好成績を収めるには、長い時間をかける必要があります。リターンはその期間が長くなればなるほど大きなものとなります。しかし、それも不確実です。

 

一方で、量子物理学の中では、短期間では「偶然」は起きても、長期間では「必然」しか起きないとされています。したがって、勉強に投入した時間が総トータルで長くなればなるほど、100%の確率で好成績を収めることが出来るのです。(好成績の基準が曖昧ではありますが・・・・)

つまり、時間をかけることで、問題解決を飽和状態にするのです。

 例えば難関中学校を受験をする子供達は、早い子で小学校1年生から塾に通います。小学校6年間を勉強に投入しているのです。さらに、小学校5、6年生といえば、一番好奇心と体力があって、友達と遊びたい、いろんな事をやってみたいと思う時期です。彼らはその時間も全て勉強に投入しています。

 その他大勢とは違うトップ1%の中に入るくらいの結果を出すには、その他大勢とはケタ外れに違うことをしなくてはいけません。